テレビバイトしてました
私は大学時代の4年間、さまざまなテレビ局でバイトしていました。
「人とは一味違うバイトがしてみたい」「テレビ局に憧れがある」という人のために、実際にどんな業務をしていたのか紹介します。
テレビ局で働いていた理由
バイト先をテレビ局にした理由は、中学のときから憧れがあったからです。
お笑い芸人のオードリーにドハマリして追っかけしてた経験から、出演番組を片っ端から録画するようになり、テレビに触れている時間がすごく長かったんです。
札幌に住んでいたので、「東京は芸能人がいっぱいいていいなあ」という漠然とした憧れも、もちろんありました。
どうやってテレビ局で働くの?
知人の紹介
私はサークルの先輩がたまたま地方テレビ局でバイトしていたので、紹介してもらったのがきっかけです。
ネットでも探せる
別の局での仕事は、自分でネットで探して見つけていました。
ニュースのテロップ(字幕)づくり
大学1年から4年まで、地方テレビ局でテロップを作っていました。ニュースを見ていると、出演者の名前とか、喋った内容の字幕がついてますよね。あれを作ります。
テレビ局でテロップづくりをするメリット
メリットは「生放送の緊張感が味わえる」ところです。
生放送が始まると、ディレクターの指示をもとに、字幕のデータを生放送中に人の手で変えていきます。
ここでディレクターが指示をミスしたり、間違えて2回押しちゃったりすると放送されてしまうので現場はかなり緊張感があります。
文字だけとはいえ、作成にはある程度時間がかかるので、取材が送れたりすると、放送1分前まで作業することも。
テロップ作成の給料は?
時給は1000円くらいでした。
この仕事は、基本的には座ってPC作業でしたし、誰に話しても「バイトでそんな仕事できるの?!」と話のネタになったのでよかったです。
フロアディレクター(カンペ出しなど)
テロップづくりに慣れてきたころ、カンペ出しのバイトが足りなくなり、特定の曜日だけ担当することになりました。
フロアディレクターの仕事内容
アナウンサーさんに対して、「CM明けまで◯秒」とか「つぎのナレーションまで◯秒」という合図を出す仕事です。「フロアディレクター」や「フロア」と呼ばれます。
バラエティ番組などではセリフを書いたカンペがよくありますが、ニュース番組ではカンペは毎回同じものを使うので、毎回作る作業はありません。
フロアディレクターのメリット
メリットは、「待ち時間があるので忙しすぎない」ということころです。
勤務時間が5時間でも、仕事をするのはニュース本番の10分間。
本番までは尺の確認や進行表を書いたりして終わればOKなので、わりと待ち時間は長いです。みんな課題をやったり、読書したりしていました。
自分の合図でアナウンサーさんが話すので、緊張感がすごいです。私はあまり冷静でいられるタイプではなかったので慣れるまでは苦戦しました。
フロアの給料は?
日給7000円・交通費なしでした。
テレビの現場を観たい!報道の仕組みを知りたい!という方にはおすすめです。
ロケAD(音声録音や雑用)
単発でロケに行き、カメラマンの後ろについて音声をとる仕事です。ガンマイク(長い棒がついてて話してる人の上にあるマイク)を持ってひたすらカメラマンを追います。
ロケADのメリットは?
自分では絶対行かないようなところに潜入できます。
サーカスの様子を撮ったり、海岸でのゴミ拾いイベントを取材したり、漁船に乗って海の中の藻の様子を撮ったりと、普通のバイトでは絶対できない経験がたくさんできました。
ロケADの大変なところは?
音声に限らず、ADのような感じで小道具やカメラを運んだりと、雑用のような仕事もあります。
夏は暑いし日焼けするし、冬は寒い中ずっと外にいるので、割と体力勝負。
カメラマンの方は撮りたい映像のために妥協しません。突然走り出したり方向を変えるのでとても大変でした。
体力のない私でしたが、単発なので1日だけ無理すればなんとかなりました。
ADの給料は?
日給制で、だいたい5000円〜8000円です。深夜のアルバイトだと12000円になったりします。
(某・終電後にタクシー代払って家についてく番組とか)
同じお給料でも、案件によってすぐに帰れたりハードだったり当たり外れがあります。
まとめ
普通じゃつまらない人にはおすすめ
テレビのバイトと一口で言っても仕事内容はさまざま。AD系、ロケ系はきついですが、なかなかできない世界を見れます。
話のネタになる
学生時代はせっかく時間があるので、やったことのないことにたくさん挑戦すると世界が広がります。
大体の人が経験していない仕事なので、就活の面接でも「テレビ局でバイトしてて・・・」というと興味を持ってもらえました。
「普通の人がやらないようなバイトがしたい」「やったことないことに興味ある」という方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
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